Nov 24, 2011

Resurgence

Park Anenue / NYC (1970) by Lono_Luno
E29th Street, Park Avenue, New York, US (1970)
Nikon Photomic FTn / Nikkor-S Auto 50mm F1.4 / Kodak Kodachrome 64



1970年のパークアベニュー。母に手を引かれ歩いたニューヨーク。

父の撮ったこの写真はFlickrの自分のポストの中では一番人気。


ここ数日の海外の写真関連フォーラムは"A Real Resurgence of Film (フィルム再起)"でどこも盛り上がっている。



* * * * * *



銘柄整理が続き、暗い話題の多い写真用フィルムだけれど、ここへきて多くの人が再びフィルムで写真を撮り始めている、あるいは全く新たに撮り始めているらしい。



ここ1年ほどで何度かフィルム回帰の動きがあるというのが話題に登った事はあったけれども、今回の話の発端は Film Photography Project による Kodak の Scott Disabato氏に対するインタビュー。

Film Photography Podcast - 2011 Kodak Interview

”多くの人間がフイルムで撮りつづけている、あるいは新たに撮り始めている。フイルムの消費が2011年は増加に転じた。今年のコダックのフイルムの売上は10月の早い段階で昨年全体の売上(Revenue line of the previous year)を既に上回ったほどだ。”との事。


前年の半分、次の年はまたその半分といった感じだったここ10年ほどのフィルム売上や銘柄整理の動向を知らなければ、なにをそんなに騒ぐ事があるのかと思われるだろうだけれども、果てしなく続くかに見えた Downward Spiral が止まった可能性があるというのが具体的な数字で示されたのは、それだけで本当に驚くべきニュース。


恐らくこの動きはEktar、Portraを中心とする、カラーネガフィルムを軸としての動きだとは思うけれども、今回の増加の要因のひとつにもなったというデジカメ育ちの若い世代がこれをきっかけにポジフィルムの他には何も代替の効かない唯一の世界を知るきっかけになってくれれば嬉しい...。



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